株初心者さんでも、PER(ピーイーアール)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
なんとなく、値が小さければいいのかなという知識はあるもののどうやって使ったらいいのか、いまいちはっきりしない方もいるのではないでしょうか?
今日はなんとなくの知識がクリアに理解できるように株の基本の基本 PERについて説明します。
Contents
PER(ピーイーアール)とは、株価÷1株当たり純利益(EPS)である
株式投資初心者のためのPER(ピーイーアール)の基本
PERとはPrice Earnings Ratioの略語で、日本語では株価収益率と呼びます。会社の利益と株価の関係を示していて、株価が割高なのか割安なのかを測ることができる指標です。
PER(ピーイーアール)= 株価÷1株当たり純利益(EPS)
※EPS(イーピーエス)とは、「1株当たり純利益」のこと。
この計算式から分かるように、株価に対してEPSの割合が大きいとPERは小さくなり、小さいとPERは大きくなります。
PER(ピーイーアール)の平均は15倍
PERの平均値は一般的には15倍と言われています。
PER15倍より小さければ割安、15倍より大きければ割高と判断します。
PERが10倍以下の割安の時に株を買って平均値あたりで利確する。この方法が株初心者にとってやりやすい投資かもしれません。
ただ実際には、このPERの平均値は業界にとって異なる傾向があるので少し注意が必要です。
業界の平均値のPERについてはまた別途記事を書きたいと思います。
まずは、PER平均は15倍と覚えておきましょう!
PER(ピーイーアール)を猫の日常で説明します!
カリカリAが6000円、カリカリBが3000円の値段で売っていました。メーカーは違うけど成分はほぼ同じなカリカリです。どちらがお得ですか?
カリカリ=猫のドライフード。

出典 : ロイヤルカナン
この段階ではカリカリA,Bそれぞれ何gか分からないから答えようがないはず。。。
先ほどのカリカリA(6000円)には400グラムはいっていて、カリカリB(3000円)には150グラムはいっています。さてどちらがお得でしょうか?
カリカリAの値段(6000円)÷グラム数(400g)で、1グラム当たり15円。
カリカリBの値段(3000円)÷グラム数(150g)で、1グラム当たり20円。
だから。。。。
カリカリAがお得だにゃ!
今の話をまとめると、
カリカリの値段 = 株価
カリカリのグラム数 = 1株当たり純利益(EPS)
カリカリ1グラム当たりの金額 = PER
になります。
カリカリの値段を見るのではなく、カリカリの1グラム当たりの金額を見る。
株価ではなく、PERを見る。
今回はこれを覚えましょう。
まとめ
今回理解おきたいのは
です。